今回は、ソフトウェアの見積もり方法のプログラムステップ法とファンクションポイント法について紹介していくよ〜💞
プログラムステップ法とは

そっちのステップじゃなーい
プログラムステップ法とは、プログラムのステップ数(行数)をもとに、システムの開発費用を見積もる手法のこと💞
この方法は、ソースコードの行数や命令の数を直接カウントすることにより、プロジェクトの規模感を把握しやすくするのよ!
①ソースコード分析: 完成予定のソースコードを分析し、ステップ数を予測します。
②過去データ比較: 過去の類似プロジェクトのデータと比較し、見積もりの精度を高めます。
③見積もり調整: 開発環境や技術の違いを考慮して、見積もりを調整します。
ファンクションポイント法とは

ファンクションポイント法とは、入出力や内部ファイルなどの数とそれぞれの難易度から論理的にファンクションポイント(FP)を算出し、ソフトウェアの機能を評価する手法のこと!
この方法は、ユーザーが直接利用する機能の数と複雑性に基づいて、開発工数やコストを見積もるのに使用されます。
①機能の識別: システムが提供する機能を識別します。
②機能の分類: 機能を入力、出力、照会、データ構造などのカテゴリに分類します。
③複雑さの評価: 各機能の複雑さを評価し、点数を割り当てます。
④合計点の算出: 全機能の点数を合計し、プロジェクトのファンクションポイントを算出します。
メリットとデメリット
メリット
<プログラムステップ法>
シンプル: 方法が直感的でわかりやすく、容易に導入できます。
直接的: コード量に基づくため、具体的な見積もりが可能です。<ファンクションポイント法>
技術中立: 使用する技術に依存しないため、異なる技術間での比較が可能です。
ユーザー中心: ユーザーが認識する機能に焦点を当てるため、ビジネスの観点から見積もりが行えます。
デメリット
<プログラムステップ法>
柔軟性に欠ける: 変更が多いプロジェクトでは、見積もりが頻繁に変わる可能性があります。
技術依存: 使用するプログラミング言語や技術によって、ステップ数が大きく変わることがあります。<ファンクションポイント法>
複雑: 評価基準や計算方法が複雑で、導入には習熟が必要です。
見積もりのばらつき: 機能の分類や複雑さの評価に主観が入るため、見積もりにばらつきが生じることがあります。
ファンクションポイント法に関するITパスポート試験の過去問!
Q:システム開発の見積方法として,類推法,積算法,ファンクションポイント法などがある。ファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
答え:イ
ア:WBSによって洗い出した作業項目ごとに見積もった工数を基に,システム全体の工数を見積もる方法
イ:システムで処理される入力画面や出力帳票,使用ファイル数などを基に,機能の数を測ることでシステムの規模を見積もる方法
ウ:システムのプログラムステップを見積もった後,1人月の標準開発ステップから全体の開発工数を見積もる方法
エ:従来開発した類似システムをベースに相違点を洗い出して,システム開発工数を見積もる方法
正解は『システムで処理される入力画面や出力帳票,使用ファイル数などを基に,機能の数を測ることでシステムの規模を見積もる方法』
ファンクションポイント法は、外部入出力や内部ファイルの数と開発難易度の高さから、ファンクションポイントという数値を算出し、それをもとに定量的に開発規模を見積もる手法のこと!
画面や帳票の数などを基準に見積もるので、依頼者からのコンセンサス(合意)が得られやすいという長所があります。
『WBSによって洗い出した作業項目ごとに見積もった工数を基に,システム全体の工数を見積もる方法』は積算法またはWBS法の説明です。
『システムのプログラムステップを見積もった後,1人月の標準開発ステップから全体の開発工数を見積もる方法』プログラムステップ法(LOC法)の説明です。
『従来開発した類似システムをベースに相違点を洗い出して,システム開発工数を見積もる方法』類推法の説明です。
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ソフトウェアは、見積もりがしづらいので、上記2つを使って見積もりを出そう!
