リスト・スタック・キュー・木構造とは？（ITパスポート・テクノロジ系）

リスト？スタック？キュー？…なんだか呪文みたいだけど、
実は「日常あるある」な仕組みばっかりなんだよ〜！

ちょっとした例えでスッとわかるから、試験対策も安心してね♪

データ構造とは？

プログラムの世界では、データをただ持ってるだけじゃなくて「どうやって並べるか」「どう取り出すか」が超重要！

その「並べ方」や「取り出し方」のルールを決めたのが データ構造 なんだよ。

たとえば、

• ノートに順番にメモ → リスト
• 本を積み重ねて上から取る → スタック
• 行列で順番待ち → キュー
• 家系図みたいな親子関係 → 木構造

ってイメージすると、ちょっとわかりやすくなるかも…！

リスト構造とは？｜データを一列に並べた仕組み

リストはデータを1列にズラーっと並べたシンプルな構造。

• 特徴：先頭から順にたどれる
• 用途：連続したデータの管理（例：履歴、商品リスト）

スタック（Stack）の仕組み｜“積み重ね”て、上から取り出す

スタックは「後から入れたものを、先に出す」仕組み！

• 特徴：LIFO（Last-In, First-Out：後入れ先出し）
• 用途：戻るボタン、取り消し履歴など

キュー（Queue）の仕組み｜“順番待ち”で、先に入った順に処理

キューは「入れた順に取り出す」構造。

• 特徴：FIFO（First-In, First-Out：先入れ先出し）
• 用途：印刷待ちの処理、サーバの順次処理

木構造（ツリー構造）とは？｜上下関係を持った構造図

木構造は、親と子がつながった階層的な構造！

• 特徴：1つの親に複数の子、ツリー状
• 用途：フォルダ管理、分類検索、意思決定ツリーなど

2分木（Binary Tree）とは？｜子が2つまでの木構造

2分木は、「親1人・子どもは最大2人」まで！というルールがある木構造（ツリー）のこと！

• 特徴：左の子・右の子がいる（条件で分岐）
• 用途：探索アルゴリズム（例：二分探索木）

各構造の使い分け・比較まとめ（表）

試験でも「この構造はどれ？」って聞かれるから、特徴をセットで覚えておこっ

構造	特徴	イメージ	よく使われる場面
リスト	順番に並べて管理	電車の車両	履歴、商品一覧など
スタック	後入れ・先出し	お皿を積み重ねる	戻るボタン、履歴、UNDOなど
キュー	先入れ・先出し	行列で順番待ち	印刷処理、動画のバッファなど
木構造	親子関係を持つ構造	家系図・フォルダ	データ分類、ファイル管理など

メリットとデメリット一覧

それぞれの構造、いいところもあればちょっと苦手なところもあるんだよ〜！

構造	メリット	デメリット
リスト	シンプルで扱いやすい	順番にしかアクセスできない
スタック	最後の操作をすぐ取り消せる	特定の位置へのアクセスが不便
キュー	処理の順番が明確	後から入れたデータは遅れる
木構造	階層構造のデータに強い	構造が複雑になりがち

キューに関するITパスポート試験の過去問！

キュー（先入れ先出し：FIFO）構造において、”8″,”1″,”6″,”3″ の順で値を格納した後、2回連続で取り出したとき、2回目に取り出される値はどれか？

ア：1
イ：3
ウ：6
エ：8

正解は『ア』

最初に入れた “8” → 次に入れた “1” が 2回目の取り出しとなるよ～！

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