不正競争防止法・秘密保持契約とは？（ITパスポート・ストラテジー系）

こんにちは〜！今日はITパスポート試験にも超重要な「不正競争防止法」と「秘密保持契約（NDA）」について、わかりやすく解説していくよ〜！

不正競争防止法とは

不正競争防止法とは、他の企業の良いアイデアをパクったり、嘘の情報を流して競争相手を貶めたりするのを防ぐための法律のこと！

例えば、他人の商品の真似をして作ったり、社外秘の情報を他の企業に流出させたり、商品の偽装表示を行ったりするのを防いでるの。

この法律は、事業者間の公正な競争が行われるようにするのが目的！

不正競争防止法の１０種類の規制

このような10種類を不正競争として規制しているよ！
全体的に覚えておいてね！

ちなみにこれって法人だけじゃなく個人にも、もちろん反映されるから、会社で得た商品の情報を真似して、同じような商品を作ったら逮捕されるから気をつけてね！

秘密保持契約（NDA）とは

秘密保持契約とは、別名「NDA」と呼ばれています。NDAは「Non-Disclosure Agreement」の略。

ビジネスをする上で、大切なアイデアや情報を他社に話すことがあるけど、その情報が流出しないようにするための契約のこと！

これを結ぶことで、安心して情報共有路し、ビジネスを進めることができます。

基本的には、大手との取引の際は、必ずこのNDAが契約前にあるよ！
中小企業は、あんまりないかな！

ナンパのノウハウも仲間だけに教えてその仲間に対して「誰にも言うなよ」って言うのを契約にしたようなものだと思ってね！

メリットとデメリット

メリット

・安心してビジネスができる
・不正競争防止法によって、自分のアイデアが守られる
・NDAによって、大切な情報が守られる
・上記によって、新しいアイデアや技術をオープンに議論ができる

デメリット

・NDAは契約内容が厳しすぎると、情報の共有が難しくなったり、ビジネスの進行が遅れる
・不正競争防止法の範囲が広すぎると、ちょっとしたアイデアの類似で訴えられるリスクがある

不正競争防止法に関するITパスポート試験の練習問題！

Q：不正な販売行為を防ぐために，正当な理由なく映像ソフトのコピープロテクトを無効化するプログラムの販売行為を規制している法律はどれか。

ア：商標法
イ：特定商取引に関する法律
ウ：不正アクセス行為の禁止等に関する法律
エ：不正競争防止法

答え：エ

正解は『不正競争防止法』
事業者間の公正な競争等を確保するため、営業秘密侵害、原産地偽装、コピー商品の販売などの不正競争を規制する法律。以下の10種類の行為を不正競争として規制している。

１、周知な表示を使用して混同を生じさせる行為
２、他人の著名な商品等表示を冒用する行為
３、他人の商品の形態を模倣した商品を提供する行為
４、営業秘密の侵害
５、限定提供データを不正取得する行為
６、技術的制限手段の無効化装置などの提供行為
７、ドメイン名の不正取得などの行為
８、原産地、品質等の誤認を惹起する行為
９、他人の信用を毀損する行為
１０、代理人などの商標冒用行為

コピープロテクトを無効化するプログラムの販売をするなどは、”6.技術的制限手段の無効化装置などの提供行為”として禁止されてるのだ。つまりスマホの脱獄ツール、ゲームのチートプログラムの販売は違法なんだ。

「商標法」は、商品・サービスを識別するための名称やマーク（文字、図形、記号、色彩、音、香りなど）の権利を保護する法律なのだ。商標を登録すれば、独占的に使用でき、他者に対しては商標権の侵害行為を差し止めることができるのだ。「えろ勉」も商標登録をしてるよ！

「特定商取引法」は、訪問販売、通信販売、電話勧誘販売取引、連鎖販売取引などのトラブルの起きやすい7つの取引（特定商取引）が公正に行われるためのルールを定めた法律。

「不正アクセス禁止法」は、不正アクセス行為とそれを助長する行為を規制する法律。

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